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史上最大の生物大量絶滅事件
古生代・中生代境界期 (約2.5億年前) は地球史上最大規模の生物大量絶滅事件が起きた時代であり、海洋生物種の96%が絶滅したと言われています。磯崎研では世界各地の当時の地層をターゲットとし、調査を行っています。
また、試料を室内で分析し、当時の海洋中の古環境を地球化学的指標を用いて調べています。こ れまでに付加体中のチャートの層序学的研究から、絶滅事件の前後約2000万年間にわたって海洋が酸欠化したこと (superanoxia) が
磯崎研のグループが初めて指摘しました。また、その原因をマントル内のスーパープルームの活動に求め、
「プルームの冬」仮説が提唱しました。現在は中国 や日本の境界層の研究から、この仮説の証明を試みています。
統合版「プルームの冬」シナリオ (Isozaki, 2009b)
中国四川省のペルム紀・トリアス紀境界セクション (Isozaki et al., 2004)
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