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後生動物の出現・多様化

 

後 生動物は私たち人間を含む分類群で、その歴史は7億年以上前の海綿動物の出現から始まります。また、6億3500万年前に全球凍結 (スノーボールアース) が終わった後、約1億年間で一気に魚類の出現に至るまで、後生動物が多様化します。この進化現象は「カンブリアの大爆発」とよばれ、今なおその原因は解明 されていません。磯崎研では古生代・中生代境界の研究手法を応用し、世界でもまれなカンブリア紀付加体の中から、原生代最末期エディアカラ紀の浅海成石灰 岩を初めて発見し、その中に含まれる微化石の解析を進めています。また、動物の化石が発見されている南中国の陸棚堆積物を地球化学的手法を用いて分析し、 当時の古環境の推定を行っています。

ロシア・シベリア南部、ゴルニアルタイ山地での調査

(Uchio et al., 2004, Ota et al., 2007)

エディアカラ紀の微化石 (Uchio et al., 2008)

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